技術の歴史

あれから120年。挑戦に次ぐ挑戦の歴史の裏には、技術者たちの情熱がありました。

1895年(明治28)、丸山製作所の前身である「丸山商會」が産聲をあげました。
きっかけとなったのは創業者である丸山安治と內山信治兄弟がドイツから輸入された
硫曹式消火器の実験を目にしたこと?!缸苑证郡沥窍鹌鳏窝u造をしよう」。
そこにあったのは、好奇心と若さと情熱だけでした。
以來、「技術の丸山」の挑戦の魂は連綿と受け継がれています。

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1895年(明治28) 丸山商會を新潟県高田で創業
  硫曹式消火器の製造?販売を開始
1918年(大正7)  一本管噴霧器(人力)の製造?販売を開始
1921年(大正10)  泡沫消火器の製造?販売を開始

設立當初、外注工場に委託製造していた丸山商會がはじめて開発した消火器は、硫曹式消火器の中でも「回転式」と呼ばれる獨自のもの。1903年(明治36)には「丸山式自働消火器」として特許を取得しました。1909年(明治42)には、より大きな販路を求め、新潟県から東京進出を果たしました。

1933年(昭和8)  橫型三連式動力噴霧機を開発
1937年(昭和12) 丸山商會を改組し株式會社丸山製作所を設立
  12型三連式動力噴霧機を開発

消火器技術との類似性に著目して、製造販売に乗り出した人力噴霧器。その第一號機として誕生したのが「一本管噴霧器」でした。その後、2代目店主?內山良治が自ら「動力噴霧機」の開発設計に挑み、1933年(昭和8)に試作機が完成。1935年(昭和10年)には「三連式動力噴霧機」、1937年(昭和12)には「12型三連式動力噴霧機」の生産を始めました。圧力調整に優れた丸山製作所獨自の「三連式動噴」が登場して以降、いまでも「橫型三連式」が業界の主流になっています。

1941年(昭和16)  消火腕用ポンプの製造?販売を開始
1948年(昭和23)  12型水槽消火器の製造?販売を開始
1949年(昭和24)  複動式水槽消火器の製造?販売を開始
1950年(昭和25)  可搬式動力消防用ポンプの製造?販売を開始
1951年(昭和26)  強化液消火器を開発
 軽量型クランク式動力噴霧機「ラッキー」を開発
1958年(昭和33)  世界最軽量の動力噴霧機「ホープ」を開発?販売開始

農業の現場で使われる動力噴霧機には、高性能化と軽量化という大きなテーマがありました?!弗郓`プ」は、當時としては畫期的な高速性能を持ち、さらに重量は10kgという世界最軽量設計で農業界を席巻。重要な働き手である女性でも手軽に使える動力噴霧機として発表から12年で5萬臺の販売を記録し、丸山製作所を、この分野のトップメーカーにまで押し上げました。

1962年(昭和37)  牽引型カーペットスプレーヤを開発
 牽引型ステレオスプレーヤを開発
 草刈機?茶刈機を開発
 マウント式ブームスプレーヤを開発

動力噴霧機で培った技術はさまざまな新製品にも活かされていきました。大型動力噴霧機のエンジンセット、薬液タンクと噴霧ホースを搭載した水田用のカーペットスプレーヤ、送風機の風で霧狀の薬剤を果樹に付著させるステレオスプレーヤ?,F在では、現場のニーズに応え、スイッチひとつで風向きをコントロールできる環境対応型のステレオスプレーヤなどに進化しています。

1965年(昭和40)  ABC(粉末)消火器の製造開始
 動力散布機「クライスジュピター107」を開発
1967年(昭和42)  醸造タンク洗浄用ポンプ「丸山ワッシャー」を開発

丸山製作所では1965年(昭和40)、動力噴霧機を改良し工業用ポンプの開発に乗り出しました。その後、アメリカ人?ブルクマン氏の打診を受け、洗車用ポンプとして採用されることに?!腹I用ポンプメーカーMARUYAMA」の名前は、まず海外から知れ渡りました。次いで、酒造メーカーの醸造タンク洗浄用ポンプ「丸山ワッシャー」が誕生。さらに高層建築物の洗浄、船舶の洗浄、そして海水淡水化水処理裝置など、高度なポンプ技術を活用し、新たな領域にも進出し続けています。

コラム1
1973年(昭和48)  工業用高圧ポンプ「ハイワッシャー」を開発

「ハイワッシャー」は、洗浄用ポンプ「丸山ワッシャー」の進化版。畜舎、鶏舎など家畜の生育環境を清浄に保ち、家畜の健全な発育や、衛生的な畜産物生産のために役立っています。近年では、ポンプ技術だけでなく、重要な工程の管理狀況をモニタリングし、危害の発生を防ぐ消毒殺菌システムも提供しています。BSEや鳥インフルエンザに生活を脅かされている現在、消毒?洗浄?冷房?消臭などを施し、食の安全に大きく貢獻しています。

1977年(昭和52)   ステレオスプレーヤ「SSA-C420」を開発
1979年(昭和54)   大型工業用ポンプを開発
1980年(昭和55)   マイカー消火器を製造開始
1981年(昭和56)   廃棄消火薬剤のリサイクル開始
1982年(昭和57)   高圧洗浄機を開発
1985年(昭和60)   スパウタースプレーヤを開発
  水処理実験裝置を開発
1987年(昭和62)   海水淡水化裝置を開発
1990年(平成2)   エンジンポンプ洗浄機を開発
  2サイクルエンジン「AEシリーズ」の開発?販売開始

コスト削減というニーズに応えるため、丸山製作所はかつて斷念したエンジン開発に再挑戦しました。そして1990年(平成2)、刈払機用の2サイクルエンジン(AEシリーズ)を発表。20數年ぶりとなる自社製エンジンの完成でした。

1993年(平成5)   移動式消化設備の販売開始
  HC流通「BIG-Mブランド」立ち上げ
コラム2
1994年(平成6)   簡易自動消火裝置の販売開始
  環境にやさしい消火器「NDシリーズ」の販売開始
  世界最軽量LEエンジン搭載「M-Lineシリーズ」を米國に輸出

1994年(平成6)、クラス世界最軽量のLEエンジンを発表。刈払機?背負動力噴霧機用の「M-Lineシリーズ」としてアメリカにも輸出され、生産累計は600萬臺を突破しています。1995年(平成7)にはCARB排出ガス規制に対応した新環境型エンジンのCE230を開発。エンジンから排出された排出ガスをもう一度シリンダ內に戻すという「リサーキュレータシステム」を採用し、一酸化炭素を53%、全炭化水素を50%も削減することに成功しました。また、燃料効率のアップにより、燃費40%をダウンさせて最大出力を23%も向上。世界でも最も厳しいといわれるアメリカ?カリフォルニア州の排出ガス規制をクリアした、世界に誇れる新環境型2サイクルエンジンです。

1995年(平成7)   CARB排出ガス規制に対応した新環境型エンジン「CE230」を開発
2000年(平成12)   アルティフロー動噴を開発
  新環境型2サイクルエンジンの販売開始

世界水準の環境規制をクリアしてきた丸山製作所の2サイクルエンジンは、チェンソーや刈払機など、林業や園蕓の分野でも活躍しています。近年では、低排ガスに加え、低騒音のニーズも高まってきており、そのための技術革新が求められます。部分的なマイナーチェンジを繰り返しながら、定期的なフルモデルチェンジを実施し、その存在感を著実に示しています。

2003年(平成15)   ハイクリブーム「BSA-53シリーズ」を開発
  「ダブルマジかるスタート」搭載エンジンを開発
  特定消防ポンプ「エリアガード」の販売開始
2004年(平成16)   ステレオスプレーヤ「SSE-500(5連動噴)」を開発

丸山製作所が誇るポンプ技術には、大きく分類すると農業用のユニフロー式ポンプと工業用のプランジャー式ポンプがあります。ユニフロー式ポンプは、ピストン部への注油が不要。壽命が長い環境配慮型で、最新のステレオスプレーヤなどは5連動噴のものが搭載されています。一方、プランジャー式ポンプは、海水を真水に変えるといった用途や、細かい霧を発生することにより周囲の溫度を下げる細霧冷房にも使われています。

    エコ消火器を開発

現代の技術で、最も理想に近い消火器。それが「エコ消火器」。1981年、いち早く環境を考え、廃棄消火剤を回収し原料に還元。消火剤のリサイクル化に取り組み採用してきました。この実績ある取り組みを「消火器のエコ基準」として(財)日本環境協會に提案し、それが基準となり現在の「消火器エコマーク認定基準」に至っています。

    ステンレス消火器を開発

何度でもリサイクルできる一體成形型のステンレス容器を採用。また獨自のリサイクルシステムから生まれたリサイクル薬剤を使用し、圧力源も二酸化炭素ガスから窒素ガスに変更するなど、あらゆる面で環境に配慮した消火器の開発に成功したのです。消火器のパイオニアとしての誇りが、こうした環境にも配慮した製品開発にも反映されています。

2005年(平成17)   乗用溝切機「MKF-A430」を開発
  ステンレス消火器シリーズ化完成
  ABC薬剤の型式取得(新規開発)自社製內製薬剤使用
2006年(平成18)   世界初、ドリフト低減ノズル「エコシャワー」を開発
  スイングタンク式背負動力噴霧機「MSO59シリーズ」を開発
2008年(平成20)   デジタル制御ポンプ搭載ポータブル動力噴霧機「MSB2200R」を開発
  ウォータージェットカッティング用高圧ポンプ「MW60200XWJOBY」を開発
2009年(平成21)   第4世代ハイクリブーム「BSA-650/950」を開発
  農林水産省プロジェクトで生まれた刈払機「MB267V-KP」を開発
  部品脫脂洗浄用マイクロバブル溫水洗浄機「MEJ-PW100-1-752」を開発
2010年(平成22) 100%自社製の2サイクルエンジンチェンソー「MCV3100T」を開発

かねてより內製生産に向けて開発を行ってきた排気量30ccの新型チェンソーMCV3100T?!刚lでも使える軽量なチェンソー」をコンセプトに開発された同機は、ハンドガードを引き上げることで簡単にソーチェン張りできる獨自機構e-JUST(イージャスト)システムをはじめフローティングハンドルやハイブリット防振機構の採用による振動軽減、慣性式チェーンブレーキや傾斜フロントハンドル、強制排塵システムを採用しています。使う人の目線に立ってとことん開発したチェンソーは農業機械分野のみならず、造園、緑地管理分野でも活躍しています。


  水圧試験機MWP-3MPを開発
  蓄圧式ABC消火器製品のラインナップ完成
2012年(平成24)   新型強化液消火器3Lタイプ型式取得
  新型住宅用強化液消火器1Lタイプ型式取得
  蓄圧式消火器シリーズ化完成
  火力発電所冷卻裝置高圧ポンプユニット「MW150-011X110KW-B50」を開発
  リチウムイオンバッテリー搭載の動力噴霧機「MSB1100Li/1500Li」を開発
  フルキャビン型ハイクリブーム「BSA-650/950Cシリーズ」を開発

乗用管理機『ハイクリブーム』は、初めて乗用防除を行う方に最適な『ベジキュート』シリーズをはじめプロ農家向けの『ベジキング』シリーズなど大小のラインナップを揃えています。その用途も水田防除はもちろんのこと、大豆や麥、白菜、キャベツ、ネギ、お茶など幅広いことから年々著実に普及が広がるなど好評いただいておりその新型としてフルキャビンタイプを開発??爝m環境で作業できることや各種機能も向上した最上位機種です。

コラム3
2014年(平成26)   高圧ポンプユニット「MKW5015-15-6MC」を開発

発電所の緊急時直接注水裝置?;鹆Πk電所の冷卻裝置としても使用されている。

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